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学生インタビュー(自治体職員)


自治体職員
2019年3月修了


あなたが知の習得を望むなら、
ここほどあなたに寄り添う教育機関はないと思います。

 私は松山市役所で事務職員として働いています。入庁から数年、まちづくりの部署に異動することになり、建築・土木といった専門職や長年まちづくりに携わってきた民間事業者が仕事相手になりました。まちづくりの経験や知識がない私は話についていくのも必死で、自分の未熟さから自己嫌悪の毎日でした。

 ある日、岩手県紫波町のオガールプロジェクトに関する本から、公民連携専攻で学んだ民間事業者・自治体職員らが協力して素晴らしいまちをつくりあげる経緯を知り、「私が身につけるべきスキルは、公民連携だ」と思い立ちました。公民連携専攻は、遠隔地からでもインターネットを通じて受講可能だったことも後押しになりました。入学前は、遠隔授業に不安もありましたが、受講後すぐに解消されました。

 在学中は、様々な業種の仲間と共に、基礎的な知識の習得はもちろん、実践の中で経験を積むことができました。ただ聞いていればいい授業はなく、ディスカッションやプレゼンテーションが多いので、能動的に学ぶことができます。

 特に、自治体の研究委託を請け負うゼミが印象的でした。仕事柄、自分が発注することはあってもコンサル側に回ることはありません。他自治体が抱える課題はどの自治体でも起こり得ることで、解決方法を検討・提示することは非常に勉強になりました。

 修士論文では、仕事で担当する「まちなか広場」の経済波及効果について研究しました。まちづくりの評価は人の多さやアクティビティに注目されがちで、経済的な効果の研究は進んでいません。仕事と両立して、論文を書くのは大変でしたが、家族の協力などもあり、無事に仕上げることができました。修了した今では、公民連携はもちろん、経済的なアプローチでまちづくりを視ることができるようになりました。

 あなたが知の習得を望むなら、ここほどあなたに寄り添う教育機関はないと思います。ぜひ、一歩踏み出してみてください。