PPPファイナンス論

 
教員氏名 金谷 隆正 
テーマ・サブタイトル 金融の視点からみる地域づくりと公民連携
講義の目的・内容、到達目標 本講座は、本学と調査研究に関する友好協定を締結している日本政策投資銀行(DBJ)の職員をはじめ、地域金融機関や証券会社などファイナンス分野の専門スタッフがゲスト講師として講義を行うオムニバス・プログラムです。
金融機関は、企業、行政、市民等多様な主体と接し、広範な分野で活動することにより、社会全体で共有すべきノウハウを創出・蓄積、最終的には金融機能を媒介に、経済社会の潤滑油となるべき企業体です。特に、リレーションシップ・バンキングは、地域との日常の接触によって得た情報を活用して地域の取引先及び地域経済全体の振興を図るとともに、金融機関自身の経営にフィードバックすることで、公益と私益を両立させるという画期的なビジネスモデルとなっています。これら金融機関の中でも、DBJは総合政策金融機関として豊富な経験・実績があり、2008年10月の民営化後も公民連携による地域づくりとそれを支える金融サービス等について、トップクラスの高度で専門的なノウハウを有しています。
 本講座では、全国各地の地域分析等における第一人者として知られる藻谷浩介氏をはじめDBJが誇る地域づくりのスペシャリスト達、これに地域密着型金融機関や証券会社の専門家も加わった多彩な講師陣がオムニバス形式の講義を展開していきます。
 本講座は、受講者のみなさんが、こうした金融機関ならではの視点に基づく地域社会やそこで展開される公民連携事業の分析・評価など、貴重なノウハウを修得するとともに、これら金融業務の第一線で活躍中のゲスト講師とのネットワークを構築するなどして、各人の仕事にフィードバック・活用されることを期待し実施するものです。
講義スケジュール 地域経済社会の分析・評価方法を学び、地域における公民連携等の具体的動向を把握・整理したうえで、これらを支える金融機能のあり方等を、広範な視点に立ち具体的事例を踏まえながら検討していきます。
予定される具体的講義演題は以下の通りです。
  1.オリエンテーション(プログラムの構成とDBJの概要)
  2.地域づくりと公民連携
  3.人口動態・景況等社会経済動向と地域経営
  4.観光と公民連携
  5.医療と公民連携
  6.市民・地域コミュニティーと公民連携
  7.地方自治体財政の状況と公民連携
  8.地方自治体財政と地方債
  9.PPPとプロジェクトファイナンス
 10.PPPとファイナンスの役割(理論的分析)
 11.環境と地域金融
 12.PPPと地域金融
 13.まとめ 
 (上記以外の最新のトピックスを講義テーマに取り入れる場合等は、上記演題を一部変更することもあります。)
指導方法 講義及びディスカッションが中心。
成績評価の方法・基準 期末レポートにより評価。
レポート課題(予定)「本講講義の中から、各自関心を持ったテーマを二つ選び、公民連携事業を考える上で当該講義内容が参考になった点を A4 二枚以内に論述」
(レポート提出期限は最終講義の前日を予定)
テキスト 講義の都度、必要に応じ提示。
参考書 講義の都度、必要に応じ提示。
受講対象学科 経済学研究科公民連携専攻修士課程