PPPスクールでは、毎年、その時々のPPPの最前線で起きている最新動向の検証や、課題解決に向けた議論を行う国際PPPフォーラムを開催しています。今年も、10月21日に白山キャンパスのスカイホールにて開催しました。
今年は「PPPの小型化」をテーマに、海外からお二人の専門の方に御登壇をいただきました。米国のニューヨーク大学の客員教授であられるティム トンプキンズ先生からは、タイムスクエアをはじめ全米のまちなかで自主課税を財源にスモールスケールPPPを展開しているBIDについて報告をいただきました。もう一人のデイビッド マクドナルド氏は、急遽、予定されたフライトがキャンセルされたためにリモート参加となってしまいましたが、英国スコットランドにおけるPPPの実践組織であるHub(ハブ)の取り組みについて分析をいただきました。そして、内閣府民間資金等活用事業推進室より、笠尾卓朗審議官にもお越しをいただき、日本での「PPPの小型化」の最新動向を講演いただきました。
その後、PPPスクールの難波悠教授にて海外事例を踏まえたスモールスケールPPPの動向を総括したうえで、意思決定とガバナンス、そしてファイナンスに焦点を当てたパネルディスカッションを実施しました。
満席の開場に加え、リモートにて国内外から、PPPの専門家やPPPスクールのアルムナイ等が多く参加する、本当に多くの学びのあるフォーラムとなりました。
今回のフォーラムの成功も、内閣府様、総務省様、国土交通省様に加え、インフロニア・ホールディングス株式会社様、株式会社エイト日本技術開発様、鹿島建設株式会社様、鹿島道路株式会社様、株式会社共立ソリューションズ様、大成建設株式会社様、株式会社竹中工務店様、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社様、一般財団法人日本経済研究所様、株式会社日本政策投資銀行様、人・夢・技術グループ株式会社様、株式会社PPP総合研究所様、ヒューリック株式会社様、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社様からの御後援のおかげです。そして、御登壇をいただきました講師の先生方、さらに聴講いただきました皆様方の多くの御支援、御協働によるものです。厚く御礼申し上げます。
当日の資料は下記リンク先よりダウンロード可能です。
20241021PPPforum (37.6MB)
議論を重ねました「PPPの小型化」は、公民連携白書にて取りまとめ、発表する予定です。本書の発刊も楽しみにお待ちください。